その昔、なんちゃってミニマリストだった早期退職者

新卒で入社した会社が転勤の多い会社でした。

店舗が至るところにある会社で、あっちこっち行かされたわけです。

最初に配属された店舗は実家から通えるところでしたが、1ヶ月もしないうちに実家から通えないお店に転勤です。

暇なお店で仕事を覚えて忙しいお店に転勤という会社の方針とのこと。

各地に住むところも用意されてるので、アパートを借りる手間が無かったです。

そのため、市や県を跨ぐ転勤でも「あさってから〇〇店ね」という感じで、会社は無情な転勤を言ってきます。

そんなわけで、常に転勤を警戒してたら、持ち物は普段着とみかん箱に入る物と寝袋くらいになりました。

ちなみに寝袋は、コールマン社の布団みたいなやつ。

スティーヴン・キング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』で子供が持ってたような、丸めてもドでかい寝袋でしたので快適でした。

さて、転勤先で与えられた部屋の真ん中にみかん箱を置いて、みかん箱が「収納」兼「机」です。

ここまで書くと、当時の僕はミニマリストといって差し支えないくらいですかね?

それが、あるとき実家から電話がかかってきて、いとも簡単にくつがえさることになります。

電話の内容は、実家を出て以来放置されたままの僕の部屋を使いたいとのこと。

すなわち、荷物を全部持ってってくれとのことです。

荷物が少ないことが快適だった(ミニマリストだと思ってた)僕は、そのとき目が覚めたようでした。

当時はミニマリストなんて言葉は知りませんでしたが、今思えば「なんちゃって」だったということです。

ミニマリストは、思い出の品もミニマル(最小限)じゃないとできないかも。

または、開けたら雪崩れのように出てくる押し入れの中にぎゅうぎゅう詰めにぶち込んで「僕、部屋に何も無いんです」と嘯(うそぶ)いて成立するものかもしれません(^^)